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   ここは、とあるソフトハウスの総務部総務課。月末月初の修羅場を越えて、少し暇な日々が続いています。
   
  まにあ
(暇だからって、寝てたら課長に怒られるし……仕事するふりして内職のプログラミングでもしとこかな。『ひ●らし』や『東●』みたいに同人ソフトで億万長者……なんて大掛かりなものはできへんけど、シェアウェアでも作って小遣い稼ぎを……)
   
   まにあちゃんがほくそ笑んでいると、そこに新人の後輩のびぎなちゃんがやってきました。
   
びぎな
「まにあちゃん、プログラム教えて」
   
まにあ
「いきなりどないしたん? 忙しくて猫の手も借りたいとかいうけど、本当に猫の手を借りていっても何の役にもたたへんことぐらい、うちの会社のどこの部署でもわかってると思うけど……」
   
びぎな
「びぎなは猫の手じゃないもん」
   
まにあ
「せやったら、なんでプログラムなんか必要あるんや?」
   
びぎな
「びぎなもソフトの会社に入ったんだから、コピー取りや表計算ばかりじゃなくて、『ド●クエ』とか『F●』とか作れるようになりたいの」
   
まにあ
(……いや、それ、あんたにはムリ)
   
びぎな
「で、第3事業部の人に教えてもらおうと思ったら、みんな眼が血走ってて、誰もびぎなの話を聞いてくれないの」
   
まにあ
「第3事業部ってゲーム開発やってるところやね。あそこは今、大作ソフトのマスターアップ締め切り間近やから。ま、どうせ、間に合わへんでリリース延期なんやろうけど。でも、あそこの連中に訊いたって、あんまりええことあらへんと思うで。あこで作ってるのはケータイ用のエロゲやからな」
   
びぎな
「で、次に第2事業部に行ったら、文系にはムリだから第1事業部に行けって言われたのよ」
   
まにあ
「第2事業部はメーカーの技術実験用ソフトとか、交通機器の制御ソフトの受託開発をやってるとこやからなぁ。学術論文にある数式を実装して計算させられるぐらいの理系の知識が必要やな。ま、素人にプログラムを教えるのに関係ないとは思うけど」
   
びぎな
「で、第1事業部に行ったら、忙しいから来るなって追い返されたの」
   
まにあ
「第1事業部は年中デスマーチのところやからな。うちも用事がなければ近付きたくないわ。でも、第1事業部の連中なんかに教わらなくて良かったで。あそこの連中はステップ数と人月単位でしか評価されない低能プログラマの巣窟やからな。プログラムの大半は仕様書の指示通りに代入を繰り返すだけの処理か、100年に1回ぐらいしか使われないようなエラー処理が大半やから、文系どころか小学生にでもできる仕事を量だけこなしてるとこや」
   
びぎな
「で、課長に相談したら、まにあちゃんが暇そうだから教えてもらえって……」
   
まにあ
「しゃあないな。ほんならうちが実践的なプログラミングを教えてやるから、2人で有明をめざそか」
   

びぎな
「ありあけ?」

   
 

(つづく)

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